【8月下旬をめどに運行開始】トキエアが就航準備を進めてきた新潟=札幌(丘珠)線のダイヤと運賃を発表

トキエア初号機(ATR72/JA01QQ)

新潟空港を拠点とする地域航空会社のトキエア株式会社(新潟市中央区)は7月26日、トキエアの長谷川政樹代表取締役は新潟空港で記者会見を開き、同社が就航準備を進めてきた新潟=札幌(丘珠)線について、運行ダイヤならびに運賃が決定したことを発表した。

新潟=札幌(丘珠)線については、8月10日から運行開始と案内していたが検査に必要な準備、調整に時間を要したことから8月下旬の運行をめどに調整を進めているという。また、法令に基づく飛行や施設に関する検査については、7月27日から開始を予定しており、当該検査などへの対応を着実に実施し、就航準備を進めていくとしている。

8月下旬を目途に就航を予定している、新潟=札幌(丘珠)線は週4日運行(金土日月)の1日2往復4便。

運行ダイヤは、新潟発が9時50分で札幌着が11時30分、札幌発が12時で新潟着が13時45分、新潟発が14時20分で札幌着が16時、札幌発が16時30分で新潟着が18時15分と発表された。

運賃については、当日まで購入でき予約変更が可能な「トキビズ」が2万4,000円から2万9,000円となっており、残席数に応じての価格変動がある(小児運賃あり)。出発時刻の72時間前まで購入ができ予約変更はできないがお得な運賃となっている「トキトク」が6,900円から1万9,900円で「トキビズ」と同じく残席に応じての価格変動がある(小児運賃あり)。

搭乗日の3日前から購入でき予約変更はできないが、12歳から25歳の人が利用可能な「トキユニ」が便限定運賃となるが1万2,500円。身体の不自由な利用客と同伴者(1人まで)が利用可能な「障がい者割引運賃」が1万6,900円の4つのプランの運賃が発表された。

上記の運行ダイヤは8月下旬をめどに運行が開始され、10月28日まで運行される。10月29日からは冬ダイヤとして、毎日就航予定となっており、運賃も同様だ。

航空券の予約方法は、トキエアのホームページおよびトキサポート(コールセンター)でのみ予約可能となっており、販売開始時期については別途案内をする予定だという。

トキエアの長谷川代表は会見内で記者から就航予定の遅れの理由について、「社内の連携もそうだが、北海道の方は基本的に委託をしている。そうすると、社外との連携になってくるので情報の整理や教育なども必要となってくるので、そういった部分で時間を要してしまった。今回はそういったことが全部整ったので航空局管轄の安全性の飛行試験に入る。ちょっと時間はかかってしまったが、一つ一つ前に進めながら連携を取り、社員一丸となって頑張っていきたい」と話した。

発表された運賃については、「運賃については社内でも色々と検討したが、できるだけシンプルにした。我々のカンパニーメッセージとして『夢をあきらめるな、世界の架け橋に』という次世代の子どもがどんどん外に行ってほしいというポリシーがある。特に『トキユニ』については直前の予約でも1万2,500円で非常に使い勝手がいいのではないかと思う。今回発表した(運賃の)種類を有効に使い分けて、どんどん利用してもらいたい」と語った。

トキエアの長谷川政樹代表取締役

 

【関連リンク】

トキエアホームページ

 

【関連記事】

【速報】トキエア(新潟市東区)、6月末の就航予定を延期 (2023年6月8日)

トキエア初号機が5月29日の夜に駐機先の那覇空港から新潟空港に到着予定、定期便就航に向けての準備進む (2023年5月29日)

地域航空会社トキエアがアピタパワー新潟亀田店(新潟市江南区)でイベント、移動式事務所の内部を一般に初公開 (2023年5月4日)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓