【Q1決算】北越工業(新潟県燕市)、価格見直しなど奏功し大幅に利益改善
北越工業株式会社(新潟県燕市)は7月28日、2024年3月期 第1四半期決算(連結)を公表した。
売上高は118億400万円(前年同期比12.4%増)、営業利益が15億8,500万円(同96.6%増)、経常利益が21億6,1 00万円(同57.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が15億400万円(同58.9%増)と増収増益になった。
北越工業は当期、インフラや都市開発が加速する地域での急激な受注増加に対して生産能力の向上を図ると共に、調達環境悪化の影響を最小限に抑えるように努め、販売価格の見直しや諸経費削減を推進し、利益改善を図ったことが功を奏し大幅な増収増益となった。
建設機械事業では、国内インバウンド需要の回復によってホテルなどの改修・新築工事案件が堅調に推移したほか、主要都市での再開発事業は依然として継続するなど、旺盛な建築工事需要を背景に、高所作業車の出荷が伸長。
海外向けでは、ロシアへの出荷停止は続いたもののオセアニアの資源開発向け需要の増加などによって、総じて売上としては高水準を維持したほか、北米向け販売には円安効果も増益に寄与した。
産業機械事業では、主力のモータコンプレッサが、国内のシェア獲得を推し進めた結果、出荷が堅調に推移。製品価格への転嫁や、利益率の高い部品、サービスが好調に推移したことで利益改善が図られ、この部門でも増収増益となった。
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