【複製原画展第2弾】漫画「クプルムの花嫁」の企画展が産業史料館(新潟県燕市)で開催中、「錦銅」を使った鎚起銅器も複数展示

企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」で展示しているデジタル複製原画

燕市産業史料館(新潟県燕市)が7月28日から、漫画「クプルムの花嫁」(作者・namo)の企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」を開催している。今春の開催につづいて2回目。今回は、前回の2倍近いデジタル複製原画を展示するほか、作中にも登場する技術「錦銅」を使用した鎚起銅器を複数展示。また、namo氏を招いたトークイベントも実施する。

「クプルムの花嫁」は、燕市の伝統工芸・鎚起銅器の若き職人「修(しゅう)」と、その恋人「しいな」の生活を描くラブコメディ作品。漫画誌ハルタにて連載中で、2023年7月現在は単行本4巻まで発売中。

今回はデジタル複製原画70枚を展示。前回は展示できなかったシーンや各回の扉絵、直近に発売した4巻から佐渡の風景などをピックアップした。また、「背脂ラーメン」や「イタリアン」、さらには喫茶ロンドンのメニューなど、作中に登場した燕市と新潟県のご当地グルメも紹介する。

燕市の名物である背脂ラーメンと、その登場シーンの複製原画

「錦銅」を用いた鎚起銅器作品

作中では銅を赤く着色する「錦銅」にスポットを当てており、前回の「クプルムの花嫁のセカイ展」では、実際に「錦銅」を用いた鎚起銅器作品が来場者から人気を博したという。今回はさらに、「錦銅」を用いた作品を複数展示。「同じ『赤』でも、着色をする薬品の配合が異なるため、工房ごとに微妙に色合いが異なる。作中でも着色についての話題が出ているシーンがあるので、そういった部分も楽しんでいただければ」と産業史料館学芸員の桑原美花氏は語る。

なお、同館では会期中、「錦銅」を使ったアクセサリー制作体験も開催する予定だ。

また、産業史料館学芸員の齋藤優介氏によるトークイベントも再び開催し(7月30日、8月20日、9月3日 各14時から)、namo氏(8月20日)と地域監修を務める株式会社MGNETの武田修美代表(9月3日)も登壇する。8月20日は混雑が予想されるため、参加は予約制となる。

鎚起銅器体験や、トークイベントの詳細については、下記の産業史料館のサイトを参照。

春に開催された作者登壇のトークイベントでは、県内外から多くのファンが押し寄せた

企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」 ポスター

 

【グーグルマップ 燕市産業史料館】

 

【関連リンク】
燕市産業史料館 webサイト 「開館50周年特別企画展「クプルムの花嫁のセカイ展~おかわり~」のご案内」

 

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【YouTube 前回開催時の動画ニュース】

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