【下方修正】一正蒲鉾(新潟市東区)が業績予想を修正、食品値上げによる買い控えや原材料高騰など影響
一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)は7月28日、2023年2月10日に公表した2023年6月期通期業績予想を修正した。
通期連結業績の予想数値は、売上高を前回予想340億円から328億1,400万円に減収。営業利益は5億円から1億9,400万円の損失へ、経常利益は5億円から1億4,700万円の損失へ、親会社株主に帰属する当期純利益は4億7,000万円から8,400万円へと修正した。
また通期個別業績予想についても、修正を発表している。
一正蒲鉾は今回の下方修正の理由について「水産練製品・惣菜事業については、コスト上昇に対応するため、2022年3月以降3回の価格改定を実施し拡販施策を進めてきたものの、広範にわたり食品が値上げされている影響での買い控えから想定以上に販売量が減少したこと」や「今年度に入り鳥インフルエンザの発生に伴い主要な副材料である卵の価格が急騰したこと」などを挙げている。
また、同社のきのこ事業ついては、他社増産の影響などでまいたけ市況が継続して軟調に推移したことから、前回発表予想を下回る見通しだという。
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