【キシャメシ】7月31日、ぷらっと本町・丼や いし井の「冷かつ丼」がとんでもなく美味いことを発見した
今日も酷暑である。あぢい・・・
まあ、それは仕方ないとして、先週月曜日のキシャメシで、ぷらっと本町の激うま町中華「鵬龍」を紹介したことはご存じだろうか(。記者はその際に、同じ「青海ショッピングセンター」内で「夏期限定・冷かつ丼」のPOPを見つけて、もう気になって気になって仕方なかった。本当はこのキシャメシのコーナー、記者の日常の取材活動の中で食べた昼食を徒然なるままにリポートするのがルールなのだが、もうこの「冷かつ丼」については、先週月曜日の時点で「来週はこれで行こう」と心に決めていた。
だって「かつ丼」の「冷」なんよ。あまり言いたくはないが「台無し」にならねえか?まさかとは思うが、万が一、たれカツ丼を冷蔵庫で冷やしただけのものが出てこようものなら、訴訟も辞さない構えだぞ。
ということでやってきたのは新潟市中央区本町通り5番町「ぷらっと本町商店街」の「青海ショッピングセンター」内にある「丼や いし井」。例によって抜群に楽し気な同ショッピングセンター内の食堂(兼居酒屋?)。
店は屋台風のカウンター席で仕切られており、さまざまなメニューが短冊に張ってある。このライブ感がたまらない。さっそくカウンター席に座り、目当ての「冷かつ丼」(税込1,000円)をオーダー。
にしても・・・ほかの客に届けられる「焼き魚定食」他がことごとく美味そうに見える。通路をはさんで向いの「古川鮮魚店」のランチ(税込800円)も美味そうだ。
ややあって「冷かつ丼」が着丼。おっほー!こいつはオシャンティー。ご飯がひたひたの冷たい「お出汁」に浸かっており、冷たい出汁茶漬け状態で、揚げたてのカツが水面から顔を出している。大根ほかのサラダがカツの上に盛られ、片側にはつなぎとしてとろろがかかっている。トッピングにオクラ。まるで枯山水の庭を見るがごとき、完璧な美しさだ。
持ってきてくれたお母さんが言う「わさびを溶いても、美味しいですよ」。聞いたか、わさびのお出汁で食すかつ丼ですぞ。
まずはレンゲでお出汁をすくい一口。わお、上品。カツオと昆布の合わせ出汁だろうか(間違っていたらごめんなさい)。澄んだ味は全く雑味がない。続いてカツを一切れ。全くべチャッとしたところなく、揚げたての感触をしっかり残しているのが良い。冷たい出汁とも抜群の相性。
そしてとどめに、レンゲでご飯とカツをひたひたの出汁もろともにすくい、上からとろろをかけて一気にほおばる。あー、もう最高!料理としての完成度がバカ高い。いくらでも食べられるトンカツ茶漬け。今回は大きな発見だ。
聞けば、この「冷かつ丼」はこちらのオリジナルだが、東京の一流店で同じようなタイプの冷かつ丼を出しているのだという。また新潟市内にはタレカツ丼をただ冷やして出しているような店も本当にあるらしい。
その意味で、今回は当たりだった。間違いなくこの夏の間に、あと2、3回世話になるはずだ。
(編集部I)
【丼や いし井】
新潟市中央区本町通り6番町1114-1青海ショッピングセンター内
営業時間 11時~17時 不定休
グーグルマップより
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。
【前回のキシャメシ】