【Q1決算】亀田製菓株式会社(新潟市江南区)、同業他社代替需要による増益の反動減を吸収しきれず減収減益

亀田製菓株式会社(新潟市江南区)

亀田製菓株式会社(新潟市江南区)は8月4日、2024年3月期第1四半期決算を発表した。

売上高222億2,200万円(前年同期比4.6%減)、営業利益6億9,900万円(前年同期比44.0%減)、経常利益は14億8,000万円(前年同期比27.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億9,700万円(前年同期比41.7%減)だった。

「亀田の柿の種」「ハッピーターン」「亀田のつまみ種」「無限」シリーズを重点4ブランドに定め新商品の発売や各種プロモーションによる需要促進、若年層獲得に向けた顧客接点作りを通じたブランド価値の深化に加え、新価値商品の発売を通じた領域の拡張などブランド価値の進化と商品価値の進化の両輪で取り組みを進めている。

また、商品戦略に連動した生産能力増強に取り組むほか、販売面では米菓カテゴリーの価値向上に歩調を合わせる形で、適正価格販売や販売促進費用の効率化に取り組んでいる。

これらの取り組みの結果、重点4ブランドの売上高については「無限」シリーズが前年同四半期を上回り、「亀田の柿の種」「ハッピーターン」「亀田のつまみ種」は前年同四半期を下回った。

一方で、百貨店向け商品や土産物用商品を製造販売するグループ会社は、新型コロナウイルスの5類移行による市場回復効果もあり増収となったが、単体米菓事業の減収を補えず、国内米菓事業全体の売上高は前年同四半期を下回った。

営業利益については、単体米菓事業において重点4ブランドの強化に向けたセールスプロモーション活動、生産能力増強に取り組むとともに、商品の絞り込みや外部生産委託の活用など生産効率の向上に継続的に取り組んだが、前年同四半期の同業他社代替需要による増益の反動減を吸収しきれなかった。

また、百貨店向け商品や土産物用商品を製造販売するグループ会社は、新型コロナウイルスの5類移行による市場回復効果もあり増益となったが、単体米菓事業の減益により、国内米菓事業全体では前年同四半期比で減益となった。

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