【本決算】一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)、コスト高や買い控えの影響により大幅減益
一正蒲鉾株式会社(新潟市東区)は8月4日、2023年6月期決算(連結)を発表した。
売上高は328億1,400万円(前年同期比3.7%増)、営業損失は1億9,300万円(前年同期は5億4,500万円の営業利益)、経常損失は1億4,600万円(同6億2,300万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,400万円(前年同期比85.1%減)となった。
水産練製品・惣菜事業は、2022年9月1日と2023年3月1日納品分より価格改定を行い、販売数量は前年を下回ったものの、価格改定による売価上昇の効果もあり前年を上回った。
また、スティックタイプのカニかまにおいては販売数量が前年を上回り、年末のおせち商品は主原料・副材料のすべてが国産の「純」シリーズの伊達巻や蒲鉾の売上が伸長した。
利益は、主原料であるすり身をはじめとした原材料価格が高止まりしていることや、鳥インフルエンザの影響による卵価の高騰、ウクライナ情勢や急激な円安などによる影響でエネルギーコストや油脂類、包装資材といった様々なコストも上昇していることから、前年同四半期を下回る結果となった。
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