【キシャメシ】8月7日 行列必至、大評判の「本鮪丼なかばやし」に記者も並んでみた

 

本鮪丼(税込1,500円)は本鮪の大トロ、中トロ、赤身、ネギトロとすべてが味わえる贅沢ランチ

記者という職業上、名目上オフの日はあっても完全にスイッチをオフにするわけにはいかない。そこに書くべきネタがあれば、そこからオンなのである。

というわけで、本日8月7日は何を隠そう名目上のオフの日なのだが、キシャメシの当番の日でもある。ならばこんな時にしか行けないような店に行こう。

選んだのは、新潟市江南区にある「本鮪丼なかばやし」。行列ができる店として有名で、出勤日であれば悠長に順番待ちをしているわけにもいかない。

住宅地の中にあり、なおかつ看板はなし。初見では見つけるのが難しいかも

外観も一般家屋だが、そこだけ車が殺到しているので、遠目にそれっぽいのはわかった

店舗は旧国道49号線から少し入った住宅地の中で、看板的な物が出ていないので初見では見つけにくいかもしれない。ただ明らかにその建物の周りに車が密集しているので、遠目から「それっぽい」ことがわかる。

11時の開店で11時10分に着いた。甘かった。店はすでに満席で順番待ち。すごい人気。ただ名前と電話番号を書いたら車中で待っていても呼び出してくれるシステムなので、炎天下で並ぶ必要はない。

それにしても、待っている時間というのはなかなか過ぎないもので。やっぱりオフの日しか来れないな、ここは。ふと店の入り口を見ると気温35度の中、外で順番待ちをしている姿まである。そのわきには旅行用のキャリーバッグ。観光客も評判を聞きつけて、中心街から離れたこんな場所まで来店か。

新鮮な本鮪にほれぼれ

で待つこと約45分、待望の順番がおとずれ、カウンター席に通される。店内はカフェ然とした洒落た空間。確かにキャパはそれほど大きくなく、カウンター、テーブル合わせて15席くらいか。

メニューは「本鮪丼」(税込1,500円)と「本鮪丼(鮪増し)」(税込2,000円)の2種類。今回はオーソドックスな「本鮪丼」を注文。キシャメシで2,000オーバーは少し気が引けるのだ。

大将の丁寧な包丁さばきを目前にできるのはカウンター席の特権

カウンター席は、ご主人の見事な包丁さばきを目の前にできる特等席でもある。本マグロの柵の鮮やかな色合いも素晴らしい。ひとつひとつ丁寧に仕上げているのがわかる。

席について15分ほど経って着丼、さあ噂の本鮪軍団とご対面。あまり乱発するのもどうかと思うが「宝石箱やぁ!」。大トロ、中トロ、赤身、ネギトロが一堂に会し、新鮮な本マグロの魅力のすべてが味わえる。豪快に切られた大ぶりのマグロ。そこに大葉と卵焼きがおまけで載っている。食べ応え十分だ。

本鮪丼(税込1,500円)は本鮪の大トロ、中トロ、赤身、ネギトロとすべてが味わえる贅沢ランチ

本マグロの身は、もうプリップリ!大トロは、脂も上品で口の中でさっと溶けていく。赤身を食べると素材の新鮮さが最も伝わるかもしれない。

どうですか、この大トロの官能的な肌色

驚かされるのは卵焼きの美味しさ。ほんのり甘いタイプで、密度濃くぎっしりしており口当たりなめらか。聞けば夕方16時からは中央区寺裏通でテイクアウト専門の卵焼店「の屋」も展開中。次はこちらの卵焼きを買って帰って、日本酒のあてにするのも良いだろう。

並んでも、待っても、それでも食べたい本鮪丼。記者が後悔しているのは、ケチって大盛にしなかったこと。
(編集部I)

 

【本鮪丼なかばやし】

新潟市江南区砂岡5丁目8-62

営業時間    11時~14時

不定休

【グーグルマップ】

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

【前回のキシャメシ】

8月5日「ラーメン焼肉酒場「にくまる」の「燕レッド」 燕背油系の辛さと旨さの魅力に迫る(新潟県長岡市)

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