【Q1決算】デンカ株式会社(東京都)が主力製品の販売数量減少などで減収減益、業績下方修正も発表
デンカ株式会社(東京都)は8月7日、2024年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高878億2,900万円(前年同期比6.9%減)、営業利益27億9,600万円(同43.0%減)、経常利益23億8,500万円(同53.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益22億9,500万円(同47.1%減)となった。(100万円以下は切り捨て)。
当第1四半期連結累計期間の業績は、前年度に実施した価格改定の効果や円安による手取り増があったが、電子・先端製品やクロロプレンゴムなど主力製品の販売数量が減少し、売上高は前年同期比6.9%の減収となった。
業績予想の修正
また、デンカは最近の業績動向などを踏まえ、2023年5月11日に公表した2024 年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想を下方修正した。
2024年3月期第2四半期(累計)連結業績の予想数値は、売上高を前回予想2,050億円から1,900億円に、営業利益は125億円から90億円に、経常利益は110億円から70億円に、親会社株主に帰属する四半期純利益は85億円から50億円へとそれぞれ下方修正した。
業績予想の修正についてデンカは、電子・先端製品やクロロプレンゴムといった主力製品の需要回復が想定より遅れており、収益確保のためのコストダウンなどに努めているが、前回公表した予想値を下回る見通しであることから修正を行ったとしている。
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