【Q1決算】ヨネックス株式会社(東京都)が広告宣伝費の増加などで増収ながらも減益に
ヨネックス株式会社(東京都)は8月9日、2024年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高279億9,200万円(前年同期比18.1%増)、営業利益27億7,400万円(同18.9%減)、経常利益32億4,500万円(同15.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億2,400万円(同19.9%減)と増収ながらも減益となった。(100万円以下は切り捨て)。
主力のスポーツ用品事業において、日本国内では、バドミントン市場の一段の活性化が見られるとともに、新製品ラケット発売効果もありバドミントン用品の売上が大きく増加。テニスについては、ここ数年の販売増加が一段落したこともあり、全体では微増収となった。海外代理店向けの売上については、引き続き世界各地でスホーツ需要が活性化しており、増収となった。
一方、利益面については、増収および海外向け売上総利益率の改善により売上総利益は増加したものの、国際大会や選手のサポートを含むグローバルの広告宣伝費の増加に加え、円安に伴う外貨建て費用の換算による上押し、人件費などの販管費の増加が上回ったため、減益となった。