【お盆期間中の注意点】新潟県内で高齢者が感染するケースなどが増加、県が注意喚起するとともに医療機器の返却も求める

記者会見の様子

新潟県福祉保健部感染症対策・薬務課は8月10日、新潟県庁において、新潟県内での新型コロナウイルス感染症の感染状況などを発表するとともに、新潟県民に対し、感染症対策におけるお盆期間中の注意点などの呼びかけを行った。

現在、新潟県内での感染症の状況は、高齢者が占める割合や高齢者施設での集団発生が増加するなど、重症化リスクの高い高齢者への感染の広がりが見られる。また、入院者数・中等症者数の増加や他の疾患による患者も増加していることから、医療がひっ迫しつつある状況にある。

県では、高齢者や基礎疾患のある人にあったりする際には、手洗いや換気、マスクの効果的な場面での着用といった基本的な感染症対策を推奨している。

特に、お盆期間中は休診する医療機関が多くなることから、すぐに受診することが難しくなる可能性がある。そうしたことから県では、体調不良などで救急車を呼ぶかを迷ったら「#7119(おおむね15歳以上の大人が対象)」や「#8000(15歳未満の子どもが対象)」といった救急医療電話相談の利用を勧めている。

新潟県感染症対策・薬務課の昆伸二課長は、「体調不良時に備えて、抗原検査キット・食料品・日用品などの準備をお願いしたい」と県民に対して呼びかけた。

また、会見内では、県が新型コロナウイルスの療養者を対象に無料で貸し出していた医療機器「パルスオキシメーター」約1万台が未返却の状態となっていることから、貸出時に同封したレターパックに対象機器を入れて、ポストに投函してほしいと呼びかけた。なお、県は同機器を未返却の人に向けて督促状も発出しているという。

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