【Q2決算】福田組(新潟市中央区)、建設コストの上昇や低採算工事の発生などで減益に
株式会社福田組(新潟市中央区)は8月10日、2023年12月期第2四半期決算(連結)を発表した。
売上高は698億9,000万円(対前年同期比0.5%増)、営業利益は15億3,500万円(同40.6%減)、経常利益は17億300万円(同37.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億8,600万円(同42.9%減)で減益となった。
売上高は、民間建築工事案件などの工事進捗が順調に推移したことから増収となった。
利益面では、建設資材価格の高騰に伴う建設コストの上昇や低採算工事の発生などが影響し、売上総利益は前年同期比で14.0%減の62億円余となった。
また、感染症禍の収束に伴い通信交通費などが増加。販売費と一般管理費が増加したこともあって、営業利益は前年同期比で減少した。一方、受取配当金や受取利息、持分法による投資利益などの営業外収益の増加により、経常利益は営業利益より持ち直した。
税金等調整前四半期純利益においては、訴訟損失引当金繰入額などの特別損失が増加したことで前年同期と比べ減少し、これに伴い法人税等の税金費用は減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期と比べ減となった。
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