新潟市中央区と西区で計2人の新型コロナウイルス新規感染、市内ワクチン集団接種は5月分の予約が終了
新潟市は6日、中央区と西区で市内1082例目、1083例目となる新型コロナウイルス感染症患者が2人確認されたと発表した。
1083例目は中央区在住で会社員の30歳代男性。現時点では感染経路は不明だが、不特定多数の人と接する業種ではないという。
1084例目は西区在住で福祉施設職員の40歳代女性。5日に発表された1080例目(西区在住で福祉施設職員の女性)の同じ施設(デイサービス)の同僚で濃厚接触者。同施設ではこれまで職員と利用者103人の検査を行っており、1084例目の女性以外の102人は陰性と判定されている。今後も潜伏期間を考え期間を置いて再検査を行う予定である。
ワクチン集団接種の予約状況について
5日8時30分から新潟市の高齢者(75歳以上・65歳以上で基礎疾患のある人)向けワクチン集団接種の予約が開始され、その予約状況に関しての情報も発表された。
市の予約コールセンターにはこれまでに1万2,000件あまりの着信があり、ネット予約と同時平行で、12時時点で5月30日までの予約分(市内9会場で5月中に計33回実施、1回あたり240人分の接種が可能であるため5月中は計7,920人が接種できることになる)の予約が定員に達して終了した。
市ではコールセンターの人員を増員し、係員70人、100回線の体制で受付を行っていたが、「コールセンターへの電話が繋がらない」といった声も多数送られてきたという。なお、集団接種の予約は接種日の3週間前から可能となるため、6月分(6月5日)の予約は5月15日に開始される予定だ。
一方で、集団接種の場合は混乱や混雑が予想されることから、新潟市では以前より、医療機関での個別接種を推奨している。また市は10日から、65歳以上の対象者へ、接種の案内や個別接種会場となる医療期間の一覧が同封された封筒を発送する。
新潟市保健衛生部の野島晶子部長は「(新型コロナウイルスワクチンは)集団接種という今までにない手法があるため注目を集めやすいが、接種の定員数で言えば集団が1割で個別が9割ほどの割合で、集団接種はかなり限られている。特に高齢者の方は、自身が普段健康管理などに通っている医療機関に相談のうえ、個別接種を受けていただくことを勧める」と話す。
新潟市の個別接種の予約開始は、75歳以上・65歳以上で基礎疾患のある人の場合は5月24日から、そのほかの65歳以上の高齢者は6月28日から順次開始予定である。
【関連リンク】
新潟市 「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について」
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