【8年ぶり】横綱・照ノ富士が彌彦神社(新潟県弥彦村)で奉納土俵入り、観客約1,000人が見守る

横綱の照ノ富士が8月17日、彌彦神社(新潟県弥彦村)で土俵入りを奉納し、県内外から集まった約1,000人の観客がその姿を見守った。

彌彦神社では2015年の相撲場新築に際し、横綱の日馬富士が奉納土俵入りを行なった。以来、翌年から伊勢ヶ濱部屋は弥彦村で夏合宿を行ってきたが、感染症禍によりこの3年間は中止を余儀なくされていた。

今回、2015年以来8年ぶりとなる彌彦神社での土俵入りには、力士たちの姿を見ようと、県内外から抽選で選ばれた約1,000人の相撲ファンが集まった。

17日9時30分、土俵入りを前に、伊勢ヶ濱親方、照ノ富士ら一行は彌彦神社を参拝。その後、相撲場での挨拶に立った伊勢ヶ濱親方は「前回の日馬富士につづき2回目、この場所で土俵入りができることを大変光栄に思っている。私たちもこれから相撲を通じ、弥彦村と新潟県の皆さんに貢献できることがあれば」と話した。

稽古の様子

子どもたちの全力に応える場面も

力士たちは相撲場でまず公開稽古を行い、その激しくぶつかり合う姿に、集まった観客からは声援と歓声が上がった。また、力士たちは地元の弥彦小学校の児童とのふれあいでお茶目な姿を見せたほか、大銀杏ができるまでの髪結の実演や、呼び出しによる太鼓の披露で観客を楽しませた。

11時ごろからは土俵入りと弓取り式を実施。横綱・照ノ富士による圧巻の四股に合わせ、観客からは熱のこもった掛け声が飛んでいた。行事終了後には、サイン会や写真撮影も行われた。

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