【記者コラム】にいがた経済新聞編集部発「今週の編集後記」

 

編集後記

「とにかく明るい石崎」

「安心してください、はいてますよ」。これは、今や英国でも大人気のコメディアンとなった、とにかく明るい安村のギャグだが、記者は昨日、ある人物からこんな言葉を聞いて思わず笑ってしまった。「安心してください、入っていないですよ」。

記者が昨日会ったというのは、現在、日本維新の会の新潟新1区支部長であり新潟維新の会幹事長の石崎徹氏だ。日本維新の会の新潟県組織にあたる新潟維新の会は、今年4月に行われた統一地方選において、現有議席を大幅に伸ばす躍進を遂げて勢いを見せた。自身は次期総選挙において新潟新1区から議席への返り咲きを目指している。

そんな石崎氏が、最近SNSに投稿する写真が実に面白いということで、一部で話題になっている。この件についても、にいがた経済新聞で近日記事化の予定があるのでお楽しみに。

そのSNS投稿の取材で、石崎氏を新潟市中央区の事務所に訪ねた際の話。

雑談の中、話題は新潟新4区に触れた。ご存じのとおり、新4区は自民党の支部長(次期総選挙における公認候補者の立場)に鷲尾英一郎氏が選出され、もともとこの区の支部長だった泉田裕彦氏がはじかれて、次回総選挙で自民党公認を外れる公算が高まっている。当然、泉田氏は「意見聴取もないまま排除された」と県連の決定に不満たらたらなのだが、それまでのいきさつ(星野伊佐夫元県議との確執に端を発する裏金告発問題など)を考えると、こういう決定にもなるだろう、という見方もされる。

さて「排除された」泉田氏は次期総選挙で「無所属」でも敢然と出馬するのだろうか。そんな中、注目されるのが維新との関係性である。もしかしたら泉田氏が石崎氏らとこの間に接触があれば、次期総選挙は維新の公認候補として米山隆一(立憲民主)、鷲尾とともに三すくみの構図になるのではないか。地元の選挙通の中には「もうそれは既定路線」という声すらある。言に石崎氏の口からも「次の総選挙では新潟県全5区のうち3区で、維新から候補を立てたい」という発言があった。その中に泉田氏の名前があるのではないか。

これをざっくばらんに、石崎氏本人に聞いてみたのだが、その時に出てきたのが冒頭の「安心してください、(泉田氏は3人の中に)入ってないですよ」という言葉だったという話だ。

次期総選挙は果たしていつになるのか。自民党支持率が下落を続ける中、岸田内閣はこの秋にも解散に踏み切れないのではないか、という見方がもっぱらになってきた。

(編集部・I)

 

 

今週の主なニュース(8月14日〜8月20日)

経済
8月17日

【食品バリューチェーン最適化目指す】シノプスと伊藤忠商事、ウオロク(新潟市中央区)で実証実験開始

【持続可能な書店創りを経営方針に】トップカルチャー(新潟市西区)が中期経営計画を策定


8月18日

【新規上場】エンゼルグループ(新潟県湯沢町)がTOKYO PRO Marketに9月21日上場へ

政治・行政
8月18日

【再開】新潟県新発田市が1人1泊 3,000 円値引きの「今・得キャンペーン2023(9月~10月)宿泊プラン」を実施

社会
8月17日

【お盆の高速道路状況】新潟県内と近隣の代表区間の交通量、前年から約20%増 5キロ以上の渋滞は発生せず

【8年ぶり】横綱・照ノ富士が彌彦神社(新潟県弥彦村)で奉納土俵入り、観客約1,000人が見守る


8月18日

【連日の猛暑】高温と水不足、米をはじめとした新潟の農作物へ影響 8月末まで雨の予報はなくさらなる深刻化も懸念

編集部ピックアップ

8月16日

【ここは北海道?!】吉野家と米を取引した社長が新たに起業 今度は日本デルモンテと取引

8月17日

【あす前夜祭】第98回謙信公祭が8月19日からスタート 新潟上越市の歴史と誇りを称える伝統的な祭り 

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓