コネクテックジャパン(新潟県妙高市)が2024年中に東京証券取引所グロース市場への株式上場目指す 今期売上高は前年比10%増が目標
半導体受託ベンチャーのコネクテックジャパン株式会社(新潟県妙高市)は、2024年中に東京証券取引所のグロース市場への株式上場を目指している。同社の平田勝則代表取締役CEOが明らかにした。
同社は2009年11月にパナソニック株式会社(大阪府)の元社員だった平田氏が設立した。半導体チップの実装(組み込み)を主力とし、2018年には三井物産株式会社から出資を受けた。
2022年12月期の売上高は約7億3,000万円と創業以来右肩上がりをキープ。受託開発案件も2022年度は年間300件、顧客数も60社と右肩上がりで推移している。受託開発案件は医療・産業分野が構成比80%を占め、残りはEV(電気自動車)分野が5%など。今年度の売上高は前年比10%増を目指す。
また、2022年4月には一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)に入会したほか、今年4月には、同社が展開する多品種少量・変量に対応可能な実装受託開発ビジネスモデル「OSRDA」が経済産業省制作「行政との連携実績のあるスタートアップ100選(産業・ビジネス)」に掲載された。
平田代表取締役CEOは、「今後の会社の成長のために市場から資金調達をするため、上場を目指す。当社の企業理念でもある雇用を増やしていきたい」と話している。
(文・撮影 梅川康輝)