【創業者は地元出身】インタラクティブドラマのベンチャー・DramaBase株式会社が上越市に

笠鳥副知事らと記念撮影するDramaBaseの創業者・渡邉一眞取締役

インタラクティブドラマを制作するITベンチャーのDramaBase株式会社(東京都中野区)が上越市にサテライトのクリエイティブオフィスを開設。これは新潟県と上越市が連携して進めてきた企業誘致の、成果の一例ともなった。県では、魅力ある多様な雇用機会の創出が期待できることから、補助金等による支援を検討していくという。

インタラクティブドラマはドラマやアニメなどに、選択肢やキーワード入力などゲームギミックを用いて双方向性をもたせてユーザーの没入感を実現する新しいジャンルンの動画コンテンツ。アメリカの「NETFLIX」や中国の「bilibili動画」も注目する分野で、企業のマーケティングやPRにも活用される汎用性の高い文化でもある。日本国内では、この分野への参入はまだ3社ほどだという。

「上越は住みよい場所で子育てもしやすい」と自らの生まれ故郷を評する渡邉氏

8月25日には同社の創業者で取締役の渡邉 一眞氏が新潟県庁に笠鳥公一副知事と上越市産業部の大山仁部長を訪ね、上越市進出の報告を行った。渡邉氏は上越市の出身であり、Uターンでもある。クリエイティブオフィスはすでに7月上旬から実質稼働。上越市観光コンベンション協会と連携して、上杉謙信をモチーフとした「武将と上越市観光を楽しむアドベンチャーゲーム」形式の動画コンテンツを開発した。

上越観光コンベンション協会との連携で制作されたアドベンチャーゲーム

渡邉取締役は上越市進出の理由のひとつに上越市の「住みよさ」を挙げる。「サテライトオフィスは日本中どこにあっても良いという前提で考えた場合『どうせなら自然豊かな住みよい場所が適しているのでは』という話になり、私の出身地の上越はどうか、という話になった。コンテンツメーカーとしては、新潟や上越は素材の宝庫でもあるので、ビジネスチャンスともとらえている」と話す。

現在オフィスには渡邉取締役とエンジニアの二人だけが常駐しているが、東京からさらに二人が移籍し、地元からも3人ほど採用する予定とのことだ。

 

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