【村上新聞】得意の中段突きで逆転V 佐藤康成君(さんぽく小6年)が「第65回小学生・中学生全国空手道選手権大会」組手の部で初優勝
来年日本で開催される世界大会へ意気込み
今月5日に福岡市で開催された「第65回小学生・中学生全国空手道選手権大会」の個人戦・組手の部で、村上市大谷沢の佐藤康成君(さんぽく小6年)が見事、初優勝に輝いた。21日に高橋邦芳市長を表敬訪問した佐藤君は「家族や道場の先生、仲間たちのおかげで優勝することができた」と喜んだ。
佐藤君が出場した小学6年生男子組手の部には、全国の地区大会を勝ち抜いた約150人が参加。トーナメント戦で、佐藤君は一日で8試合を戦い抜き、決勝では相手に先手を取られたものの、得意の中段突きで2本を取り返し逆転で頂点に立った。
佐藤君は、兄姉の影響で4歳から空手を始めた。現在は、山北地区から山形県の日本空手協会温海支部や鶴岡市、酒田市の道場などに通い腕を磨く。7月の東北地区大会では、形の部、組手の部ともに優勝。形の部は全国大会では3回戦敗退だった。また今回の優勝で、来年日本で開かれる世界大会への出場資格を得た。
優勝トロフィーやメダルを携え、母親とともに市役所を表敬した佐藤君は、高橋市長から「全国を制した自信を糧にますます頑張って」と激励を受けると、「さらに良い成績を残せるよう、今後も稽古に励みたい。自分の活躍で空手人口や仲間が増えたらうれしい」と話していた。