【行政DX化】「ながおかマッチボックス」がいよいよ始動! 9月1日から(新潟県長岡市)

新潟県長岡市にあるまちなかキャンパスで行われた事業説明会

新潟県長岡市は9月1日より、新潟県長岡市公式の人材マッチングサイト「ながおかマッチボックス」をオープンする。これは、「働きたい」という人材と、「人手が足りない」という企業を、アプリを介してつなげるサービスで、新潟県長岡市内企業のDX化に向けたサービスの一つである。株式会社Matchbox Technologies(新潟市中央区・佐藤洋彰代表取締役)が提供している。

アプリを使うことによって、求職者の情報も登録制にするため、毎回の履歴書提出が不要になる。また、雇用手続きや給与振り込みなども、自動で行ってくれるため、求職者側にとっても、企業にとっても、煩雑な事務が簡略化されるというメリットがある。

職種も様々で、数時間単位~1日単位の募集もあるため、求職者側も気軽に応募しやすい。

新潟県内では、新潟県湯沢町や新潟県佐渡市で、既に同様の取り組みが行われており、企業内の労働力不足を解消するだけではなく、市外などから働きに来る人々が増えることによって、地域の交流人口が増え、移住促進や地域活性化のきっかけになる可能性も含んでいる。

長岡市では、サービス開始に先立ち、今年2023年7月中旬から8月上旬にかけて、市内の事業者向けに3度行い、1社でも多くの登録事業者を募っている。

事業説明会に参加した企業からは、「湯沢や佐渡がこんなに登録されていてびっくりした。市役所がやることだと安心感があるのでは」(40代女性・小売業)といった声がある一方、「費用対効果がどれくらいあるのか、まだわからない」(50代女性・小売業)といった声も聞こえる。反応は様々である。

「提供開始までに多くの企業に登録してもらいたい」と門脇亮人材・働き方政策室長

長岡市産業立地・人材課の門脇亮人材・働き方政策室長(49歳)は、「長岡市は大学も多く、学生も多い。学生のインターンツールとして使われるのが、長岡市らしい使い方なのでは」と語る。また、同サービスをきっかけに「子育て中の女性などが活躍する町になれば」とも語った。

求人掲載料は無料で、2023年11月までは採用した企業側にかかる料金も無料になる。まさに長岡型のDX化、イノベーションといえそうだ。

 

【関連サイト】

ながおかマッチボックス公式ホームページ

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