【ガレソ砲受け大炎上】三条タクシー株式会社の社長が辞任表明、インフルエンサーひよりんも観光大使を辞任

三条タクシー株式会社(新潟県三条市)

 

三条タクシー株式会社(三条市)の渡邉惣太社長が、自社のX(旧ツイッター)公式アカウントに投稿された内容の炎上騒動をめぐり、報道機関の取材に対して、後任が決まりしだい辞任する意向であることを表明した。

8月26日に同社の公式アカウントへ投稿された内容が不適切だとして、28日に炎上系インフルエンサーのアカウントで指摘する投稿が行われると、抗議や否定的な書き込みが相次いだ。同社は公式アカウントを凍結(その後、削除申請)し、ホームページ上に「不適切な発言が行われた」という謝罪文が掲載されていた。

三条市ふるさと観光大使も、残念ながら辞任の意向

同社は、昭和18年の創業以来、約80年にわたり地元の足として堅実な経営を続けてきたが、先のコロナ禍で利用客が激減して経営を直撃。危機的状況を打破する方策のひとつとして、20代の女性ドライバーで構成される「さくらチーム」によるSNS発信などが展開された。

さくらチームからは、全国にフォロワー10万人以上を有する人気インフルエンサー・ひよりんが大人気となり、投稿する動画が次々に視聴回数を稼いでいた他、地元メディアにも露出が増えていた。ひよりんは2022年8月から「三条市ふるさと観光大使」に就任していたが、こちらも今回の騒動で辞任する意向を示している。

三条タクシー「さくらチーム」の車両

26日に投稿された内容は、さくらチームの女性ドライバーの容姿を指して「めちゃくちゃ可愛い」などと繰り返したことで、いわゆる「ルッキズム」を指摘されたほか、過去の投稿でひよりんがきゅうりや麩菓子を丸かじりする写真を掲載したことで「性的な模写により男性客を獲得しようとした」などと批判を受けていた。

同社はマルソーグループの企業であり、その親会社であるマルソー株式会社(三条市)は、県内でもいちはやく「企業内保育園」を設立するなど女性の労働環境に意識の高い企業だっただけに、地元には残念がる声も多い。

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