【キシャメシ】9月9日 昔からブレない長岡のラーメンを堪能する

駅から近いのもうれしい

本日のランチは新潟県長岡市でのラーメン。地元の人間なら知らない人はいないであろう「中華料理おがわ」長岡ラーメンの歴史でも草創期から愛されている。初代は、もともと呉服屋の倅。戦前、中国で食べた中国そばのうまさにびっくりし、何度も中国に行き横浜中華街より、料理人3人を連れてきて店を始めたのだという。まさに地元の味である。

長岡駅から歩いて15分程度。アクセスも悪くない。まさに町の顔といってもよい老舗だ。そんな素敵なお店で、今回は、野菜たっぷりの五目ラーメンを堪能した。

スープはあっさり塩味、麺は細麺、どこか昭和の味を感じさせつつも、未だに食べたくなるから不思議である。スープの一杯いっぱいに、その歴史の重みを感じる。とはいえ、誰の口にも食べやすい味だと、個人的には思っている。ランチだと、白米が一膳、無料でついてくるのも嬉しいサービスだ。

同店の五目ラーメン。具だくさんで、おもわずしかめっ面もほころぶ

小上がりには、休憩中のサラリーマン風の客たちがいる。その一方で、昼間からビールを飲んでいるおっちゃんたちもいる。厨房にはおばちゃんたちが何人かでラーメンを作っている。そのうちのひとりが、オーダーも取ってくれ、料理を運んできてくれた。おそらく創業時から、ほぼ変わらない、そのままの光景が、この店舗では続いている。

今回は食べなかったが、同店のレバニラ炒めも逸品だ。夜になると会社帰りのサラリーマンたちがそれを目当てに店にやってくる。一部では”長岡の夜の文化財”と言われているのだとか。オフィス街ならではの光景である。

これから先、どんなに街の風景が変わったとしても、この店の姿だけは、いつまでも変わらないでいてほしい。

食べ慣れたラーメンを啜りながら、ふとそんな事を考えた。

(編集部・Y)

中華料理 おがわ

【グーグルマップ】

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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