【記者コラム】にいがた経済新聞編集部発「今週の編集後記」

 

編集後記

新潟県は猛烈な暑さを抜け、台風シーズンを迎えようとしている。

今秋は新潟県内の各地で様々なイベントが開催される予定だ。新潟県が9月7日に発表した「令和4年新潟県観光入込客統計調査結果」によると、令和4年(1~12 月)の観光入込客数の総数は、5,616万人(対前年比 130.6%、1,316万3,000人増)となっており、データとしてコロナ前の令和元年との比較(対令和元年比 76.6%、1,714万3,000人減) では、約8割と回復傾向が見て取れる。

エネルギー費や原材料価格の高騰の影響などの社会的に大きな課題を抱えている状況であるものの、コロナウイルスが5類に移行したことにより、全体的に精神的な閉塞感は緩和されているように感じる。

私見だが、より強い「メリハリをつけた社会生活」がこれから強く推進されていくように感じる。「仕事とは何か?」「プライベートとは何か?」という分かりやすい区切りが明確になり、そこに固いルールが付加され、新しい社会常識、新しい価値観が各所で提言されていくことになると予想している。

コロナ禍を過ごした学生が社会進出を果たす中、学生だった彼らの頭に浮かぶのは強い閉塞感への嫌悪。もう二度と繰り返したくはないという強い想い。そういった感情が反映されたルールが新常識という形となるのは遠い未来ではないはずだと思う。

今秋に開催される予定のイベントでは、意外なコンセプトのイベントが人気を博す可能性があるのではないかと個人的には予想している。そこに未来の新常識に対応するための大きなヒントが隠れている可能性は高い。

「新たな枠組み」や「近い将来の縮図」という切り口で今秋のニュースに注目しようと思う。

(編集部・児玉賢太)

 

今週の主なニュース

経済

9月4日

【ランキング】表参道・新潟館ネスパス 物産販売「新潟・食楽園」売上ベスト5(2023年8月度)

【今年の新潟米の行く末は?】新潟市内のホテルで「令和5年度新潟米懇談会」が開催、主要卸業者などが要望を伝える

9月5日

2023年8月度の県内企業の倒産状況、負債総額1,000万円以上の倒産は7件 東京商工リサーチ新潟支店発表

【最低賃金41円引き上げ】新潟県最低賃金が10月1日から時間額931円へ

9月7日

【Q3決算】トップカルチャー(新潟市西区)、主力の蔦屋書店事業が伸び悩み減収減益

政治・行政
9月4日

【契約継続へ】ハードオフが県に「HARD OFF ECOスタジアム新潟」の契約期間延長を申し入れ

9月6日

【必要なことは何でもやっていきたい】新潟県の花角英世知事が世界遺産登録を目指す「佐渡島の金山」について言及

9月8日

【前年比増】新潟県が令和4年新潟県観光入込客統計調査結果を発表

9月9日

【公金私的流用】新潟県が懲戒処分を発表、防災局防災企画課主任を懲戒免職処分

社会

9月6日

【新潟代表として頑張ってきます】「2023 Miss Japan」に出場する野村さんが花角知事を表敬訪問

9月7日

【ビデオコーディネーター】秋田ノーザンハピネッツに新潟医療福祉大学の守屋健次郎氏が新シーズンから加入

9月9日

【もし自分に介護が必要になったら・・・】にいがた市民講座「おひとりさまの老後に備える」、第3回は9月14日開催(新潟市東区)

【写真コラム】水原まつり再び!コロナ禍で4年ぶりの『ザ・灯籠来舞』想いを込めて(新潟県阿賀野市旧水原地区)8月24日撮影

9月10日

【写真コラム】第46回水原まつり開催!4年ぶり瓢湖大花火大会大盛況!(新潟県阿賀野市旧水原地区)8月25日撮影

編集部ピックアップ

9月7日

【起源は縄文?江戸?】サメ食文化が根付く新潟県上越地域 サメバーガーを買いに東京から新潟県上越市に来る客も

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【社長に聞いてみた】新潟ふるさと村「アピール館」の新命名権者、ワン&ピースグループの地域貢献意識

9月10日

【にいがた総おどり2023岩上寛P×松浦晃久Pインタビュー】人生と魂をかけて祭りを後世に残す『踊れる実行委員会』

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