【笑ってはいけない真剣勝負!?】 新潟県立植物園でティラノサウルスレース開催「恐竜と花展」最終日に(新潟県新潟市秋葉区)(再掲載)
掲載日 2023年9月12日
最終更新 2023年9月16日
今週の独自取材記事を日曜日に再掲載いたします。(編集部)
全国的に注目を集めているのが、ティラノサウルスレースである。新潟県でも、2022年12月に新潟県十日町市笹山遺跡で行われたのを皮切りに、県下各地で少しずつその面白さが浸透している。
新潟県新潟市秋葉区にある新潟県立植物園でも9月10日、「ティラノサウルスレースin新潟県立植物園」が開催され、多くの人で賑わった。特に、同園の開園25周年特別企画「食虫植物展・恐竜と花展」最終日にあたる同日は、敷地内でマルシェなども開催され、多くの家族連れの姿が見られた。
この日、ティラノサウルスレースに参加したのは、新潟県新潟市の他、阿賀野市、見附市、長岡市などから参加した小学生から50代までの30人である。年齢や性別ごとに、幼獣部門、成獣 ♂部門、成獣 ♀部門に別れ、「ラジオ体操」「ティラノさんが転んだ」「ティラノサウルスレース」の3つの競技で、部門ごとに優劣を競い、ポイントごとに1~3位までを決めた。
成獣♂部門で優勝した「ときな親衛隊隊員」さん(24歳)と一緒に、新潟市内から参加したのは、「やわらかとかげ」さん(24歳)である。「思っていた以上に過酷なレースでした」と述べた。また、幼獣部門に参加した、石月レックスさん(8歳)も、「暑い!とにかく暑いです!」とコメントした。また、成獣♀部門で優勝した「たかはしあおの母」さん(30代)は、母の「よっしーザウルス」さん(50代)に誘われて、息子と一緒に参加したという。
新潟市内から息子・羚央さん(7歳)と一緒にレースを見学しに清水マヘシュさん(40代)と妻・裕美子さん(40代)さんは、「おもしろかった。恐竜大好きの子どもも喜んでいた」と、レースの感想を述べた。
イベントを企画した一人である同園総務課の斎藤亜希子副参事(40代)によれば、以前からティラノサウルスレースの動画を見ていて、このイベントを企画したという。「レースをきっかけに、いろんな方が植物園に足を運ぶきっかけとなり、初回としては、良かった」と語る。また、今回の開催をきっかけに、地元の様々な市民団体などが関心を示したことから、次回は(植物園だけではなく)、秋葉区の方たちと一緒に開催できれば」と、早くも次の開催に向けて、意欲的である。
同園の高橋忠栄園長(62歳)は、「皆さん楽しんでいただいたようで良かった。思ったより暑かったので心配したが、何事もなくてよかった。植物園に来ていただくきっかけになれば」と話した。
まさに、同園管理運営課の伊藤香奈さん(30代)が語ったように、「恐竜と花」展最高のフィナーレとなったようだ。
次回、新潟県内でのティラノサウルスレースは11月5日(日)。新潟市中央区にあるデンカビッグスワンスタジアムで開催される予定である。
(文・撮影 湯本泰隆)