【Q1決算】サトウ食品株式会社(新潟市東区)、売上は堅調に推移するも調達価格高騰で増収減益
サトウ食品株式会社(新潟市東区)は9月12日、2024年4月期 第1四半期決算(連結)を発表した。
売上高69億1,900万円(対前年同期比2.8%増)、営業利益1億9,200万円(同27.1%減)、経常利益2億9,800万円(同17.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億2,700万円(同20.2%減)となった。
売上高は、包装米飯および包装餅製品ともに主力製品を中心に堅調に推移し、69億1,900万円(前年同期比2.8%増)となった。
利益面については、販売の増加と生産性向上により収益性の改善に努めたが、各種調達価格などの高騰が要因で、営業利益は1億9,200万円(前年同期比27.1%減)、経常利益は2億9,800万円(前年同期比17.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億2,700万円(前年同期比20.2%減)と、いずれも前年を下回る結果となった。
主力の1つである包装米飯製品は、近年の働き方や暮らし方の価値観の多様化による生活スタイルの変化に伴い、「タイムパフォーマンス志向」のニーズが高まったことで家庭内での需要が拡大し、ストックおよびレンジ調理が可能なパックごはんの販売は堅調に推移した。
また、サトウ食品は、約45億円を投じて同社のパックごはん専用工場である聖籠ファクトリー(新潟県聖籠町)に新たな生産ラインを増設し、2024年の稼働時には年間4億食の生産能力を確保することで、将来的な需要拡大に対応していくという。
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