白根大火から90年を迎え、火災の減少や防火意識の高揚を図るために新潟市南区で一斉放水など実施

新潟市南消防署(新潟市南区)は9日、492戸が被災した「白根大火」から今年で90年を迎えたことから、火災の減少や防火意識の高揚を図るための行事を行なった。

白根子行進曲実行委員会、新潟市南消防署、新潟市消防団南方面隊が昭和初期の消防組や復興祭の白根子に仮装し、白根露天市にて街頭防火広報(仮装防火広報)を実施。その後、新潟市南消防署と新潟市消防団南方面隊が中之口川右岸で一斉放水を行なった。

白根大火は昭和6年5月13日午後7時55分ころに発生し492戸が被災した。また白根大火の復興祭では白猫(白根子)行進曲をモチーフとした仮装行列が行われたという。

行事終了後、新潟市消防団南方面隊白根中分団の千代澤真路分団長は、「記憶と教訓を風化しないよう、また区民の防災意識の高揚を図るため、今回(広報活動と一斉放水を)行なった。日頃の訓練の成果を十分に出せた」と話していた。また、「5月は火災が多い月。また白根は密接した住宅が多いので火の元には十分に気をつけてほしい」と注意を呼びかけていた。

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一斉放水

(上写真2枚)仮装防火広報

 

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