【新潟の誇り、再び!】コロナを乗り越えた「にいがた総おどり」、22回目の祭典で新たな歴史を刻む【動画あり】(再掲載)
掲載日 2023年9月18日
最終更新 2023年9月23日
今週の独自取材記事を日曜日に再掲載いたします。(編集部)
今回で22回目の開催となったオールジャンルの踊りの祭典「にいがた総おどり」(主催・新潟総踊り実行委員会、新潟商工会議所)が9月16日から3日間の日程で開幕した。
コロナ禍を経て、昨年から有観客に戻った「にいがた総おどり」。今年は「朱鷺メッセBefcoばかうけ展望室会場」など3会場が加わり、全9会場に拡大。参加団体は、昨年より約100団体多い254団体がエントリーし、約1万5,000人の踊り手が3日間にわたって熱い演舞を行う。
中日(本祭)の9月17日は、新潟市内7会場を舞台に、大人から子どもまでが多彩なパフォーマンスを披露。万代シテイ十字路会場では、沿道の観覧エリアから溢れるほどの観客が訪れ、手拍子を送って楽しんでいた。
万代シテイ十字路会場と新潟駅南口広場会場にて演舞の審査が行われ、審査員はパフォーマンスの独創性、迫力、表現力などを評価した。審査の結果、新潟県知事賞「創人(つくりびと)」には、REDA舞神楽(千葉県)が、新潟市長賞「想人(おもいびと)」には、法政大学YOSAKOIソーランサークル鳳遙恋(ほうようれん、東京都)が、新潟商工会議所会頭賞「奏人(かなでびと)」には、燦-SUN-(東京都)がそれぞれ受賞した。
フィナーレプログラムでは、受賞チームが演舞したほか、中日特別編成チームによるパフォーマンス「新潟下駄総踊り」や「華鳥風月」などを披露。さらに、新潟万代太鼓「華龍」、永島流新潟樽砧伝承会、津軽三味線奏者の佐藤知(あきら)氏が演奏で祭りを活気づけた。観客たち踊り手たちに熱い視線と大きな手拍子を送り、最高潮のボルテージに達して中日の幕を閉じた。
「にいがた総おどり」を今回で3回目として観覧した新潟市在住の40代男性は、「昨年初めて観覧して想像以上の盛り上がりに驚いたが、今年はそれを上回る盛り上がりだった。やっとコロナが明けて、100パーセントのにいがた総おどりが戻ってきた感じ。新潟の誇りだ」と興奮気味に話した。
「にいがた総おどり」は最終日の9月18日にもスペシャルプログラムによるフィナーレを行い、日本各地から踊り手が集結した踊りの祭典に幕を下ろす。
(文・撮影 中林憲司)
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