【キシャメシ】9月22日、目立つ黄色のカンバン「味の店 ちづる」で食べた、ワシワシの野菜炒め定食
新潟駅南から車を走らせ県庁に向かう道すがら、新幹線の高架下あたりで「あっ」と思う。
ここ、気になってたけど、まだ一度も来てなかった店だ。3~4年前だったかな、開店したの。以前に三宝亭があった場所だ。
黄色バックに「ちづる」と大書されたカンバンがめちゃめちゃ目立つ。店外ののぼり旗を見ると、どうやら街中華っぽい。時間は13時。昼、まだだったな、よっしゃ。
まだ新し気な店内はキレイで明るく、街中華と呼ぶのをためらう。人気店のようで、昼のピークは過ぎているが席は埋まっている。ん?「三宝グループは今年55周年」とメニューに書いてある。三宝グループだったのか。じゃあ味は間違いないな、さて何を食う?
メニューを隅から隅まで見渡す。セットメニューや定食が実に豊富で目移りする。迷ったときは「野菜炒め定食」(税込830円)で。
記者は初見の街中華ではたいがい野菜炒め定食を頼む。濃い味つけの野菜炒めは、ご飯と抜群に相性が良い。もし「一種類のおかずで白ご飯をできるだけ多く食べる大会」があったら、記者は「街中華の野菜炒め」をチョイスする。具材、味の濃さ、油分が三位一体となり、白ご飯が否応にも進む。
オーダーからそれほど時間がかからず着膳。そうそう、この街中華特有の「だ円白皿」が好きなんよ。メーンの野菜炒め、中華スープ、白ご飯、これにプラスして大ぶりな唐揚げがひとつ付いている。どうやらこの店のオシらしく、唐揚げ定食はもちろんあるのだが、様々なメニューに唐揚げがおまけで付いていて、お得感がある。
さて実食。そりゃ、うまいわな。キャベツ、ニンジン、白菜、キクラゲ、ニラ・・・豚バラ肉、蒲鉾の細切りなどオーソドックスな具材。しっかりした濃い味付け、ながらもどこか優しい味なのは、ふんわり中和させる卵が入っているからか。白飯すすむなあ。
ふと野菜炒めの端っこを見ると、紅ショウガに隠れて「辛みそ」のようなものが鎮座。箸先につけてなめてみると辛い。辛いが、梅肉のような爽快感もある。これは豆板醤だ。半分食べ進んだ後に、豆板醤を混ぜ込む。うひゃ!ウマい!。具材が減って全体的に味が間延びしてきたところで、ぐっと引き締まる。キレが増し、またご飯が恋しくなる。
1個付いてきた唐揚げも、ポテンシャル高い。次は唐揚げ定食いったろうかな、と思わずにはいられない。そして、ご飯がぐいぐい喉を通っていく快感って、やはりたまらない。
あんまり満足しすぎて、午後から瞼が重くならなければ良いのだが。
(編集部 I)
【味の店 ちづる】
新潟市中央区新和1丁目3-24
営業時間 11時~21時 定休日 なし
<グーグルマップより>
【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。
【前回のキシャメシ】
9月21日 唐突に駅弁食べたくなることってありませんか?JR新潟駅構内キオスク ニューデイズ(新潟市中央区)