【負債総額約4,600万円】自動車板金塗装などの渡辺自動車(新潟県上越市)が破産申請へ
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、自動車の板金塗装などの有限会社渡辺自動車(新潟県上越市、設立1959年 2月19日、資本金310万円、井部真介社長、従業員10名)は9月21日付で債権者に通知を出し、事後処理を亀井俊裕弁護士ほか1名(法律事務所Comm&Path、東京都)に一任した。今後は破産による整理を予定している。負債総額は約4,600万円。
渡辺自動車は1953年に創業し、1959年2月に有限会社渡辺自動車塗装工場として法人化した事業体。1976年7月に旧直江津市西本町1丁目より現所在地に移転。自動車の板金塗装・修理、新車・中古車販売、車検・整備等を手掛け、2009年5月に有限会社渡辺自動車へ商号を変更。
地域に根差した経営姿勢から事業所や一般個人を対象に営業基盤を固めてきた。売上高は7,000万円前後の推移を辿っていたものの、人口減に伴う市場の縮小や同業他社との競合激化から業況は頭打ちの状態にあり、採算的にも恵まれない状況が続いていた模様。先行きにおいても好転材料は乏しく、資金繰りも限界に達したことから、今回の事態に至った。