【負債総額約3,100万円】ペットショップなど経営の三浦ペット(新潟県長岡市)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、ペットショップなどを経営する株式会社三浦ペット(新潟県長岡市、設立1991年12月20日、資本金1,000万円、三浦征伍社長、従業員8名)は、9月19日に新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。
申請代理人は五十嵐亮弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所長岡事務所、新潟県長岡市)、破産管財人には水戸愛子弁護士(黒田特許法律事務所、新潟県長岡市)が選任された。負債総額は債権者14名に対し約3,100万円が見込まれる。
1969年4月に現社長の三浦征伍氏が創業し、1991年12月に法人化した。子犬・子猫の販売を主力に、ペットフード・用品の販売を行い、ペットホテル・美容室も併営していた。年商5,000~6,000万円台で推移していたものの、ホームセンターや全国チェーン店との競合が強まり、次第に客足は減少。新型コロナウイルス感染拡大後は、巣ごもり需要により犬の販売が伸びた一方、ネット販売に顧客が流れるなどのマイナス要因もあり、2022年10月期の売上高は3,800万円に落ち込んでいた。
また、近時はリピーター中心の営業を行っていたが、犬の仕入価格が高騰し収益を圧迫。当社も値上げで対
応していたものの、経営は好転せず、2023年6月20日付で閉店し事業継続を断念。同時に事後処理を弁護士に一任していた。
新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは113件目となる。