【長岡新聞】地価公示結果 28年連続の下落 用途格差は拡大

JR長岡駅前(新潟県長岡市 2023年3月13日午後撮影)

新潟県(土木部)はこのほど、県内530地点の地価調査結果を発表した。同発表によれば、県内全用途の平均がマイナス0.9%で昨年(マイナス1.0%)よりマイナス幅は若干縮小したものの、下落は28年間続いている。

 

全用途平均の変動率は長岡市で下落

こうしたなか全用途平均の変動率は新潟市で0.9%上昇と昨年の0.6%から改善した。一方、長岡市は1.1%の下落(昨年と変わらず)、上越市も1.8%下落(同)と、下落傾向は続いている。

長岡市内では64地点(住宅地47地点、商業地14地点、工業他3地点)で調査が行われた。用途別でも、おおむね横ばいであり、多くの地点で下落した。長岡市内の変動率は、住宅地が昨年と同じく1.2%下落、商業地が1.5%下落で工業地のみが0.7%上昇した(昨年は0.5%)。全用途平均では1.1%下落し、下落幅は昨年と同じであった。

 

市内最高は大手通り1丁目4番

長岡市の最高標準地点は、商業地の大手通り1丁目4番で22万8000円。前年から1.3%下落(3000円の下落)した。県内商業地全体での順位は、大手通1丁目4番は前年の9位と順位は変わらなかった。

全国での地価は住宅地、商業地のいずれも変動率はプラスに転換した。全用途平均1.0%上昇し、地方と中央の差がますます顕著になっている。

全国の地価は住宅地が0.7%(0.6ポイント良化)、商業地1.5%(1.0ポイント良化)で、工業地が2.6%と0.9ポイント良化した。全用途平均も良化し1.0%と0.7%良化した。

住宅地の変動率第1位は新潟市中央区上所上2で5.7%、最下位は柏崎市西山町大崎のマイナス3.8%だった。

 

長岡新聞 2023年9月28日付)

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