【後継者定まらず】メンテナンス業などのニッコー(新潟県長岡市)が破産申請
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、平面研削盤のメンテナンス業などのニッコー株式会社(新潟県長岡市、設立1994年3月1日、従業員26名)は、10月2日に新潟地裁長岡支部へ破産申請した。申請代理人は高橋信行弁護士(高橋信行法律事務所、新潟県長岡市)。負債総額は現在調査中。
1993年6月に会社更生法の適用を申請した、日興機械株式会社(神奈川県)・新潟工場の元従業員10数名が独立し設立。当初は日興機械製の平面研削盤のメンテナンス業務などを行っていたが、後に自社製の平面研削盤製造が主力となり事業を拡大。リビルドマシン製作(中古機械再生)なども手掛け、機械商社を中心とした販路を構築していた。判明するピーク時の売上高は2001年2月期に9億2,100万円を計上したが、近年は受注低迷で売上が減少。
また、2023年7月に代表者であった佐藤政博氏が急逝し、経営実務を一手に担っていた同氏の後継者が定まらず、これ以上の事業継続は困難と判断、今回の事態となった。