【グッドデザイン賞2023】「中小企業庁長官賞」に燕三条から2件の快挙、諏訪田製作所(三条市)と一菱金属(燕市)
10月5日、2023年のグッドデザイン賞(公益法人日本デザイン振興会主催)の結果が発表された。同賞は2023年4月4日から募集を開始して5,447件が審査の対象となり、国内外のデザイン関連分野の第一人者で編成された審査委員会によって、二次にわたる厳正な審査を実施した結果、今年は全1,548件の受賞が決定した。
その中でも、特に高く評価されたデザインに「グッドデザイン・ベスト100」が選出され、さらにベスト100からは、最高賞の「グッドデザイン大賞」候補5件を含む「グッドデザイン金賞」20件をはじめとした特別賞が、計32件決定(グッドデザイン大賞は10月25日に決定・発表)。
特別賞の中の1部門、中小企業庁長官賞にあたる「グッドフォーカス賞(技術・伝承デザイン)」に、株式会社諏訪田製作所(三条市)「スパイスミル」と一菱金属株式会社「おてがるトング」が選出された。同賞の受賞対象は3件。近年の受賞傾向を見ても、プロダクトデザインに対する評価基準はやや辛口になっており、この分野から大賞が出にくくなっていることを考慮すると、実質プロダクトの最高受賞ともいえる同賞の、3件のうち2件が新潟県燕三条地域から選ばれているというのは大きなトピック。今回、諏訪田製作所は「SUWADA つめ切り・平刃」もグッドデザイン・ベスト100に選ばれている。
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