【自動車関係など値上がり】新潟市の消費者物価指数、前年同月から2.8%上昇
新潟市の2023年8月の消費者物価指数は、前月比で0.4%上昇し、前年同月比では2.8%上昇した。主に、自動車等関係費、教養娯楽サービス、調理食品などが前月から値上がりし、電気代やガス代などは値下がりした。
新潟県が9月29日、新潟市における消費者物価指数(2020年基準)の2023年8月分確報値を発表した。同統計は、総務省統計局が行っている小売物価統計調査の調査票情報を基に県が独自集計したもの。なお、総務省統計局の公表資料では原数値と季節調整値を使用しているが、県統計の数値はすべて原数値を使用している。
発表によると、新潟市の2023年8月の消費者物価指数は総合指数(2020年平均を100とする)で105.3となり、前月比で0.4%の上昇、前年同月比で2.8%の上昇となった。前月からの動きをみると、「光熱・水道」の項目が2.6%下落したものの、「食料」が1.3%上昇するなどした。
なお、生鮮食品(生鮮魚介・生鮮野菜・生鮮果物)を除く総合指数は105.1となり、前月に比べ0.4%の上昇、前年同月に比べ2.7%の上昇となった。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は104.4となり、前月に比べ0.5%の上昇、前年同月に比べ3.8%の上昇となった。
前月と比較して上昇した主な項目としては、ガソリンや普通乗用車などの値上がりがあった「自動車等関係費」(対前月比1.6%増)、宿泊料、外国パック旅行費、カラオケルーム使用料などの値上がりがあった「教養娯楽サービス」(同2.9%増)、冷凍餃子や握り寿司、焼き魚などが値上がりした「調理食品」(同3.1%)。
一方で、「電気代」(同4.2%減)、「ガス代」(同4.5%減)、「シャツ・セーター・下着類」(同4.0%減)は前月から値下がりしている。