【関連会社に連鎖】空調関連機器の設置工事などのエフディーエヌアジェンダほか1社が破産開始決定

株式会社エフディーエヌアジェンダ(新潟市江南区)

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、エアコンや空調関連機器の設置工事などを手掛ける株式会社エフディーエヌアジェンダ(新潟市江南区、設立2014年11月7日、資本金1,000万円、神保洋社長)と、関連の株式会社ヴァークスナイン(同所、設立2018年1月25日、資本金120万円、赤川巧社長)は10月3日、新潟地裁より破産開始決定を受けた。

申請代理人には原田宏一弁護士、中村亮平弁護士(そらいろ法律事務所、新潟市中央区)、破産管財人には若槻良宏弁護士(弁護士法人青山法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は株式会社エフディーエヌアジェンダが約1億4,500万円、株式会社ヴァークスナインは約2,200万円が見込まれる。

(株)エフディーエヌアジェンダは、現代表が新潟市北区において電気工事業を目的に創業。以後業容を固め、2014年11月に法人化を図り、2018年4月現本社地に移転していた。主にエアコンや空調関連機器の設置工事を手掛け、大手家電量販店の2次下請として受注基盤を形成していたほか、近年は大手通販業者の受注も取り込み、2022年10月期の売上高は過去最高とみられる1億1,188万円を計上していた。

しかし、人員の増員などで経費負担が嵩み、直近は3期連続で赤字を計上、債務超過額も年々拡大していた。最近では新事業として筋力トレーニングやダイエットをする人に向けたヘルシーフードの販売なども開始していたが、経営改善には至らず、ゼロゼロ融資の返済原資を捻出できない状況に陥り、今回の事態に至った。

株式会社ヴァークスナインは建築工事を主に手掛けていた模様であるが、株式会社エフディーエヌアジェンダに連鎖した。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは115件目となる。

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