【倒産情報】とび・土工工事などの水沼興業(新潟県糸魚川市)が破産申請へ
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、とび・土工工事業などの株式会社水沼興業(新潟県糸魚川市、設立2015年12月1日、資本金500万円、水沼誠社長、従業員4名)は、10月11日付で原野聖子弁護士(弁護士法人つばき上越つばき法律事務所、新潟県上越市)名による通知を出し、事後処理を同弁護士に一任した。今後、新潟地裁高田支部へ破産を申請する予定。
1998年12月にとび・土工工事業を目的として創業され、2015年12月に法人化した事業体。地元有力建設業者および工務店などに受注基盤を構築し、ピーク時となる2019年6月期には売上高7,709万円、当期純利益167万円を計上していた。しかし、収益力に精彩を欠く展開から2020年6月期で債務超過額は2,664万円となり、財務内容は脆弱な状態に陥っていた。
その後は地区の建設市況が冷え込む中、受注確保に苦戦を強いられていた模様であり、2022年6月期の売上高は5,000万円程度にまで減少。度重なる業績不振によって債務超過額は拡大し、事業継続が困難となった事から今回の事態に至った。