【村上新聞】三面川の鮭に感謝し豊漁を願う「鮭魂祭」(けいこんさい)開催 現在、不漁の兆し。11月からの後半に期待高まる
鮭の恵みに感謝する「第24回鮭魂祭」が16日、村上市羽黒町の西奈彌羽黒神社(江見尚行宮司)の社務所で、執り行われた。
この神事は、市内料亭などの女将らで作る「せなみすみれの会」(山貝有紀子会長)が主催し、三面川で鮭のふ化増殖に貢献した青砥武平次の子孫、青砥哲平さん、忠聡村上副市長のほか、関係団体代表ら約20人が参加して行われ、当日は、三面川で捕れたばかりの約4.5キロのオス鮭を神前に捧げ、同神社の江見宮司が祝詞を奏上。参加者が玉ぐしを捧げた。
佐藤組合長はあいさつで「日本の鮭漁に異変が起きている。北海道でも例年の3分の1。本州太平洋側では皆無と言っても良い。三面川では稚魚を毎年約800万匹放流しているが、気候変動のせいか、今は1日10匹程度。11月半ばからの後半に期待するしかない」と話している。