新潟県妙高市の大田切橋梁と赤煉瓦建屋が国登録有形文化財に登録、登録証の伝達式が行われる
新潟県妙高市は12日、国登録有形文化財として2月4日付けの官報告示で正式に登録された大田切橋梁と新日本電工株式会社妙高工場赤煉瓦建屋について、妙高市役所で伝達式を行った。伝達式では妙高市の入村明市長から、えちごトキめき鉄道株式会社、新日本電工妙高工場の代表者に登録証と登録プレートが贈呈された。
大田切橋梁は、明治20年に建造された深い谷部を横断する半円形状の流路付きの鉄道橋。管理するえちごトキめき鉄道としては、二本木駅に次いで2か所目の登録となる。また、新日本電工株式会社妙高工場赤煉瓦建屋は大正7年に建造された煉瓦造平屋建一部2階建ての元工場で、現在は倉庫として使われている。登録された2カ所はいずれも妙高市大字に所在する。
妙高市の入村市長は、「第3セクターは全国に沢山あるが、えちごトキめき鉄道は一番重要な鉄道だと思っている。ぜひ、地域振興のために頑張ってもらいたい」と話した。
えちごトキめき鉄道の石黒孝良常務取締役経営企画部長は「登録された2カ所は距離も近いので、観光面において2社でコラボしていきたい。当社には観光列車の雪月花もあり、その他にもイベント列車を企画している。それ以外にも二本木駅や地域の名勝とコラボするなどして、富山県、長野県、山形県など隣県の方々にも来てもらいたい」と話していた。
新日本電工妙高工場の湯浅圭輔工場長兼設備課長は「赤煉瓦建屋は妙高高原駅から見ることができ、夜は毎日ライトアップされてるので見てもらいたい」と話していた。