【厳重に警戒しなければならない】全国で多発するクマ被害、花角知事が定例会見内で言及

新潟県の花角英世知事(インターネット中継画面より)

新潟県の花角英世知事は10月25日、新潟県庁で定例記者会見を行い、全国でクマによる人身被害が多発している件を受け、新潟県内での対応などを語った。

新潟県内でのクマ被害について花角知事は、「今年は山の実が凶作という事もあり、早め早めに注意喚起をしてきた。例年以上に人の目につく場所に注意喚起のポスターなどを張り、事前の備えを呼びかけてきた。しかし、残念ながら新潟県内では6件7名の人がクマによる被害が発生した」と話した。

続けて、「過去にも猛暑で山の実が不作だった時の例でいうと、11月は被害が多い。通例なら10月がピークなのだが、11月も冬眠ぎりぎりまで被害が発生していた例もある。なので、緊急の会議を開き、改めて注意喚起を徹底していこうと考えている」と述べた。

今後の県内での取り組みについて花角知事は、「県内の市町村を集め、会議を開いて備えようと思う。注意すべき点としては、出没する時間が朝や夕方という事で、その時間帯に外出を避ける、あるいは集団で音の鳴るものを携行して行動する、家の周辺にクマの餌になるようなものを置かないなど。現在、注意喚起している内容を徹底していく事が大切だと思っている。厳重に警戒しなければならない」と話した。

さらに、「会議でも検討されると思うが、クマが人里に向かう時のルートとして河原の藪などを通って来ることがある。その藪の刈払いなどをさらに進めるための市町村などへの支援を検討すると思う。県としては最大限対応していこうと思う」と語った。

 

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