新潟県三条市の滝沢亮市長が定例の会見、「三条市でも強い措置が求められるようになることが懸念される」
新潟県三条市の滝沢亮市長は13日、定例の記者会見を開き、市内の新型コロナウイルスの感染状況について危険な状況にあるとの認識を示した。
三条市内はゴールデンウイーク前から徐々に感染者が増加し、直近1週間の10万人当たり感染者数は11.46人となり、特別警報が発令された長岡市の水準(長岡市の4月28日から5月4日の水準)に近づきつつある。このため、「このまま感染が続けば、三条市でも(特別警報の発令や営業時間の短縮要請など)強い措置が求められるようになることが懸念される」(滝沢市長)との認識を示した。
さらにつ続け、「このような事態を避けるために、目新しいことは必要なく、、基本的な感染予防を改めて徹底されるようお願いしたい」と感染対策の徹底を呼びかけていた。
一方、三条市内では5月6日に、65歳以上の高齢者(市内の3万1,000人超)ワクチン接種の予約受付が始まった。その後、段階的に予約枠の拡大をしており、この日も、三条市立大学および県央医師会応急診療所での接種を追加し、予約枠を拡大することを発表した。この拡大により、接種見込み(2回目の接種終了)は7月末まで2万1,500人(69%)、8月中旬までに3万1,000人超(100%)となった。
両会場での予約は5月19日午前9時から開始。既に他の会場の予約した人もキャンセルのうえ、予約可能な日程に変更できるそうだ。
なお当日キャンセルがあった場合、ワクチンを小中学校の教職員などの接種に流用する体制を整備していて、ワクチン廃棄を避ける体制を構築しているという。またワクチン接種の本格実施に備え、燕三条地域の企業であるツインバード工業株式会社が製造した可搬型冷凍庫(ディープフリーザー)を個別接種医療機関などに配備するという。