【古町の野外で感謝状を贈呈】新潟中央署が古町の治安維持功労者たちを表彰(再掲載)
掲載日 2023年10月30日
最終更新 2023年11月5日
直近の人気記事を日曜日に再掲載いたします。(編集部)
新潟中央警察署は10月27日夜、20年以上にわたり新潟市の古町のパトロールを続けている功労者たちに感謝状を贈呈した。贈呈式は、周囲の安全などの環境に配慮して、古町8番町の野外で執り行われた。
パトロールの功労者の一人である新潟市古町8商店街振興組合の岸本圭亮理事長が代表して、新潟中央署の左京秀明署長から感謝状を受け取った。
防犯パトロールは、毎月第4金曜日の夜20時から1時間程度実施される。この取り組みは、20年以上にわたり続けられており、メンバーは新潟中央署や新潟市古町8商店街振興組合の組合員、新潟市の職員に加え、有志で集まったボランティアで参加した人たちで構成されている。
パトロールが始まった当初は、古町で横行していた客引き行為の抑制のために始められ、週に1回2時間ほど行われていたという。
そうした取り組みの結果、2018年ころには古町での客引き行為はほとんど皆無という状態になったという。そして、新型コロナウイルス感染拡大の影響でパトロールは一時的に休止したが、規制緩和に伴い再開した。
この防犯パトロールは、地域の防犯意識の向上に非常に役立っているという。客引き行為は皆無と言ってもいいぐらいに減少したものの、飲食店や居酒屋などで賑わう古町では、こういった活動が客引きだけではなく、あらゆる犯罪の抑止に繋がっている。
中央署の左京署長から感謝状を受け取った岸本理事長は、「皆さんと協力をして夜のパトロールを行ってきた。警察や行政の方に頑張りを認めて頂いたことで、皆さんの励みにもなりますし、これからも皆で町を守っていきたいという気持ちがまた強くなった」と喜びを語った。
そして、8番町に来訪する人に向けて「こうやって毎月パトロールをすることによって、古町は昼も夜も皆さんが安心・安全で楽しんで頂けるような町になっている。ぜひとも足を運んでいただいて、古町で安心して楽しんでもらいたいと思う」とメッセージを送った。
贈呈式終了後、岸本理事長をはじめとするパトロールのメンバーは、古町8番町から9番町を周って、街の安全を維持していた。
地域の安心・安全は、治安維持の要である警察や行政、そして、その町に住み、生活を営む人たちが作り上げ、町を愛する想いと行動の上に成り立っている。