新潟県糸魚川市の米田徹市長が定例記者懇談会、「ワクチンを積極的に打たせてもらう」

糸魚川市の米田徹市長

糸魚川市の米田徹市長は12日、糸魚川市役所で定例の記者懇談会を開き、新型コロナウイルスのワクチン接種や糸魚川創成塾の受講生募集などについて説明した。

今回の記者懇談会で発表した項目は以下の通り。

 

新型コロナウイルスのワクチン接種について

糸魚川市の接種スケジュールは、糸魚川総合病院ではすでに接種を開始しているほか、能生国保診察所では17日から、かかりつけ医(13医療機関)の場合は6月1日から接種開始となる。なお、高齢者接種については、7月31日までに接種が完了できるよう調整中だという。また、高齢者施設における接種は、嘱託医と各施設との調整がつき次第、接種を開始するという。

ワクチン接種対象者は65歳以上の高齢者が約1万6,500人、16歳以上64歳未満が約20,500人、高齢者施設が1,700人(入居者960人、従事者740人)となっている。

ワクチン接種券の発送スケジュールは、4月5日に85歳以上(約3,800人)、5月17日の週に80歳から84歳(約2,700人)、5月24日の週に75歳から79歳(約2,800人)、5月31日の週に70歳から74歳(約4,000人)、6月7日の週に65から69歳(約3,100人)となっている。

糸魚川市の米田徹市長は「個人の考えを尊重するが、ワクチンは打たないより、打ったほうがリスは少ないと言われている。私は積極的に打たせてもらう」と話した。

 

糸魚川市出身大学生などへの第2弾となる応援事業について

市では、新型コロナウイルス感染症の感染防止から帰省や移動を自粛し、日常生活や学業にも不安を抱えながら過ごしている大学生など約700人を対象に糸魚川市の特産品を送り、支援する。昨年の5月に続いての第2弾となる。

具体的には、現在市外に住んでいる同市出身の大学生、専門職大学、大学院、専門職大学院、短期大学、専修学校専門課程に4月1日時点で在籍・通学している学生で、保護者の住民登録が糸魚川市の学生。

市長メッセージが付いた特産品の詰め合わせはAコース(主に米)とBコース(主に麺)から選択できる。受付期間は6月10日までで、本人または保護者によるウエブサイトでの登録が必要だが、申込書での登録でも可能。登録確認後、大学生などの居住地に順次発送する。あくまでも移動自粛している大学生などへの支援となるが、一時的に帰省している場合も対象とする。

なお、12日時点で130人の申し込みがあり、関東方面が48%、北信越方面が40%、その他が12%。第1便の発送は6月1日を予定している。

 

第4期糸魚川創成塾の受講生募集について

創成塾のパンフレット

同市では、起業や事業の新展開を考えている人などを対象に、糸魚川創成塾基礎講座を6月9日から7月14日までの毎週水曜日(6日間)、午後6時から午後8時まで糸魚川地区公民館で開催する。参加費は6回分で3,000円。

講座の内容は、経営者としての心構えから販路開拓、財務などの経営に必要な知識を中小企業診断士や社会保険労務士、ITコンサルタントの男女3人の専門家の講師から体系的に学ぶことができる。

これまで48人が受講し、そのうち17人が起業しており、35%の創業率となっている。業種は飲食店が11人と最も多く、起業した人の中には、他県からのIターンや、中国から移住した外国人もいるという。なお、起業にあたっては、市による助成金(1/2、上限100万円)もある。

市の担当者は「起業や創業はひとりでは不安がある。最大のメリットはネットワークが組めることであり、糸魚川商工会議所のアフターフォローもある。それが創業率の高さに繋がっているのではないか」と話している。

創成塾の申し込みはhttps://logoform.jp/f/5PSN0からで、期間は6月4日まで。

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