【日本でも数少ない医師】にいがた言友会が第5回にいがた吃音フォーラム 自身も吃音の富里周太医師が講演
にいがた言友会(金子利昭会長)はこのほど、第5回にいがた吃音(きつおん)フォーラムを新潟県上越市の上越市市民プラザで開催した。当日は関係者など約80人が参加した。
講師は慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室の富里周太医師。富里医師は慶應義塾大学医学部卒だが、自身も吃音がありながら慶應義塾大学病院で吃音診療に携わる日本でも数少ない医師である。
富里医師は「吃音はいわゆるどもりのことで、田中角栄元首相やマリリン・モンロー、アメリカのバイデン大統領も吃音があるが、原因は不明。どもってもいいという社会が必要だと思う。吃音の人は、障害者手帳は精神、身体の両方が対象で、障害者雇用などのメリットがある」などと語った。