【その志で門を開け】学生のビジネスアイデアコンテスト「Open Gate NIIGATA2023」開催、最優秀賞は新大チームに
11月4日、新潟市中央区の開志専門職大学紫竹山キャンパスで「新潟若者ビジネスアイデアコンテストOpen Gate NIIGATA2023」の最終選考発表会と表彰式が執り行われた。
今年が初開催となる同大会は、新潟県内の新潟県内の短期大学・大学・大学院、工業高等専門学校(4、5年生及び専攻科)、専修学校などに在籍している学生を対象にオープンで開催された、新規のビジネスアイデアを評価するコンテスト。「切磋琢磨することでの成長促進」や、「事業を創造」するための機会を提供することで、新潟県内全体にベンチャーマインドが定着する一契機とし、起業を志す若い卵の増加を促進することを目的としている。
8月23日の募集開始から10月16日の書類選考結果発表を経て、この日の発表に。メインとなる「ブレイブゲート部門」は、応募総数40組の名から9組が最終選考へと駒を進め、Open Gate NIIGATA 2023 審査委員会がビジネスアイデアの共感性、テーマ性、優位性、独自性、実現性、市場性、事 業性、発展性などを基準に実施された。
本選では、DOOH(デジタル屋外広告)とSNSを連動させたPRシステム、廃棄食品をアップサイクルして化粧品をつくるモデル、要介護者のお出かけ支援サービス、冬の田んぼで行うキャンプ・グランピングなど、若者ものらしい新鮮な発想が次々に登場し、審査員の面々も熱の入った様子で質問を投げかけていた。
厳正な審査の結果、ブレイブゲート部門最優秀賞に輝いたのは、木村天音さんら新潟大学経済科学部総合経済学科3年のチームが発表した「かすぷろ(酒粕プロジェクト)」。年間約1800トンが廃棄されてしまうという酒粕を原材料としてスムージーを製造販売するなど、様々な課題解決をするビジネスモデルが選ばれた。