佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)が2021年12月期第1四半期決算(連結)を発表
佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市)は14日、2021年12月期第1四半期決算(連結)を発表した。売上高17億1,700万円(前年同期比2.5%増)、営業損失11億1,100万円(前年同期は9億1,900万円の営業損失)、経常損失11億3,100万円(前年同期は9億4,800万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失11億2,600万円(前年同期は9億3,000万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となった。
この期は、1月に記録的な大雪になったことや荒天による欠航があったことに加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、1月から3月にかけて大都市圏を中心とした感染症拡大地域に緊急事態宣言が発出されたため、感染症拡大地域との往来や旅行・帰省の自粛などにより、旅客、航送、貨物の主要三部門とも 輸送量は前年同期を下回った。このような状況を踏まえ、観光産業に付帯するサービスを行っている連結子会社では施設の臨時休業を実施した。
売上高は輸送量の減少や施設の臨時休業による減少があったものの、国による地域公共交通確保維持改善事業費補助金の金額が前年同期に計上した金額より増加したことから、前年同期を上回った一方、費用は新型コロナウイルス感染症拡大による売上高の減少に対処するため費用の圧縮に努めたものの、前連結会計年度において固定資産(船舶)の譲渡方針決定に伴い当該固定資産の耐用年数の変更を行ったことから減価償却費が増加し、前年同期を上回った。
セグメントごとの経営成績は以下の通り。
海運
旅客輸送人員は11万5,623人(前年同期比33.9%減)、自動車航送台数は乗用車換 算で3万3,165台(前年同期比6.1%減)、貨物輸送トン数は3万1,897トン(前年同期比8.3%減)となりました。第1四半期連結累計期間の売上高は12億5,100万円(前年同期比12.6%増)、セグメント損失(営業損失) は10億3,00万円(前年同期は8億2,700万円のセグメント損失(営業損失))となった。
一般貨物自動車運送
売上高は3億3,300万円(前年同期比2.5%減)、セグメント損失(営業損失)は 700万円(前年同期は700万円のセグメント損失(営業損失))となった。
売店・飲食
売上高は7,200万円(前年同期比47.1%減)、セグメント損失(営業損失)は5,100円(前年同期は3,700万円のセグメント損失(営業損失))となった。
観光
売上高は2,100万円(前年同期比42.9%減)、セグメント損失(営業損失)は4,900万円(前年同期は5,200万円のセグメント損失(営業損失))となった。
不動産賃貸
売上高は1,700万円(前年同期比32.9%減)、セグメント損失(営業損失)は 450万円(前年同期は100万円のセグメント利益(営業利益))となった。
その他
売上高は2,000万円(前年同期比3・1%減)、セグメント損失(営業損失)は 200万円(前年同期は100万円のセグメント損失(営業損失))となった。