菅義偉内閣総理大臣が3道県を緊急事態宣言の対象に追加、3県にまんえん防止等重点措置の適用を発表
菅義偉内閣総理大臣は14日20時から首相官邸で記者会見を行い、北海道、岡山、広島の3道県を緊急事態宣言の対象に追加し、群馬、石川、熊本の3県にまんえん防止等重点措置を適用すると発表した。期間は宣言が16日から31日まで、まんえん防止等重点措置が16日から6月13日まで。
緊急事態宣言地域はすでに東京、大阪、京都、兵庫、愛知、福岡の6都府県とあわせて9都道府県となる。まんえん防止等重点措置は北海道、千葉、神奈川、埼玉、岐阜、三重、愛媛、沖縄の8道県で適用されており、北海道が外れ3県が加わることで10県となる。
緊急事態宣言地域では自治体と協力し、酒類やカラオケの提供の停止やテレワークを促進する。一方、まんえん防止等重点措置の対象地域でも飲食店の時短営業や、飲食店での酒類の提供停止など緊急事態宣言と同様の措置が取れるようにする。
菅総理は「全国の自治体で今週から順次本格的なワクチン接種が進んでいる。ワクチンは命を守る切り札となるものだ。全国の85%を占める1490の市町村で7月末に高齢者の接種を終えるようにする。また、来月中をめどに基礎疾患のある人を含めて一般の人の接種を開始する。みなさんに接種できるよう6月末までに1億回分のワクチンを確保する」と話した。