【地球温暖化ではなく地球沸騰】今夏、新潟県各地を襲った猛暑について花角知事が言及
新潟県の花角英世知事は11月16日、新潟県庁で定例記者会見を行い、今夏、新潟県各地を襲った猛暑について言及し、所感などを語った。
花角知事は会見で今夏の猛暑を振り返り、「言葉でも『地球温暖化』ではなく『地球沸騰』だというふうに関係者が語っていたように、振り返れば、本当に酷い暑さの夏だったと思う」と所感を述べた。
今後の対策については、「また、非常に雨も少なかったので農業への影響を中心として様々な暮らしにも影響があったと思う。そういう意味では、温暖化防止の、沸騰防止の脱炭素社会のアプローチの実現に向けての県民意識あるいは具体的な県民や事業者の活動・行動を加速させていかなければいけないと思っている」と述べた。
続けて、「暑さへの対策というところでいえば、例えば、高温にも強い米作り。品種開発や技術的な対処の仕方。そうした暑さへの対処はしっかりやっていくし、そもそもの暑さを抑える対策も行っていかなければいけない」と語った。
最後に、「県民一人一人の行動や事業者の活動などを積み上げていくしかないというのが現状だと思っている。それに日本だけがどんな努力をしてをしても達成できるものではないので、世界的に危機感を共有して同じように取り組む必要がある」と話した。