【龍の形に切削】田上町のふるさと納税返礼品に「隕石」が登場、航空機部品製造の山之内製作所が加工ノウハウを結集
南蒲原郡田上町のふるさと納税返礼品に、隕石(いんせき)を切削加工した龍の形の置物が登場し、全国のコレクターや宇宙マニアから注目を浴びている。
航空機部品製造の山之内製作所(本社神奈川県)は、2023年3月より田上町の工場で航空機エンジンに使われている材料の金属や隕石(いんせき)を加工したアクセサリー類を本格的な製造を始めている。そのニュースを知った当社田上町担当者が「宇宙規模の技術が田上町にあることをアピール」できればと同社にとアプローチしたことをきっかけに、本返礼品の登録を進めてきたもの。
隕石の内部には様々な物質が含まれており、物質によって都度加工条件が変わるため、切削加工で微細な形状を削り出すことは不可能と言われていた中、山之内製作所はこれまで培ったノウハウを結集し、同社が持つジェットエンジンを製造する設備を活用することによって、隕石を好きな形に加工することを実現。
今回登場する「アルタイ鉄隕石 名称:龍」は、新潟市内にある隕石標本の専門店から隕石を仕入れ、独自の技術で加工したもの。今後もバリエーションを増やしていく予定だという。返礼品には、一般社団法人日本隕石協会の「隕石証明鑑別書」が付く。
「隕石を龍の形に加工するという、非常にインパクトのある返礼品。本返礼品をきっかけに、田上町に少しでも興味を持っていただく方が増えてくれたら嬉しい」(田上町のふるさと納税担当者)。
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