【負債総額推定3億円超】新潟県三条市の野島書店とノジマ事務機が弁護士一任、任意整理を予定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店の情報によると、書籍や事務機器の販売を手掛ける株式会社野島書店(新潟県三条市、坂井正毅社長)および関連会社の有限会社ノジマ事務機(新潟県三条市、近藤正行社長)は、2023年11月17日、坂西哲昌弁護士(片桐・坂西・阿部法律事務所、新潟県三条市)に事後処理を一任した。両社は今後、任意整理を予定している。

両社の負債総額は、株式会社野島書店が推定2億7,000万円、有限会社ノジマ事務機が推定4,000万円に上る。

株式会社野島書店は、1890年に創業した老舗企業であり、書籍のほか事務機器の販売も行っていた。過去には、1998年7月期に約12億円の売上高を計上していた。しかし、書籍販売においては、少子化による生徒数の減少で学校向け販売の低迷していたほか、オンラインショップの台頭による購入形態の多様化などに苦戦を強いられていた。

また、官公庁や民間企業向けの事務機器販売も競争の激化などにより受注が伸び悩み、採算が取れなくなり、累積欠損を抱えることとなった。

一方、有限会社ノジマ事務機は、事務機器販売や内装工事を手掛け、2013年6月期には2億5,135万円の売上高を記録していた。しかし、2022年6月期には売上高が1億3,407万円に減少し、財務状況も2,266万円の債務超過に陥っていた。

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