【負債総額約1億7,000万円】中古車販売、飲食店経営などの齊藤商会(新潟県新発田市)が破産開始決定
株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、中古車販売、飲食店経営などの有限会社齊藤商会(新潟県新発田市、設立1999年6月11日、資本金300万円、齊藤ゆかり社長)は11月14日、新潟地裁新発田支部より破産開始決定を受けた。
破産管財人には江花史郎弁護士(にいがた駅前法律事務所、新潟市中央区)が選任された。負債総額は約1億7,000万円が見込まれる。
1999年6月に設立された事業体で、2006年5月に千葉県松戸市小金原から新潟県北蒲原郡聖籠町藤寄へ、2018年 12月に現在地に本社を移転している。
事業内容としては中古車販売を主体とした展開で海外への販売のほか、国内向けの販売も手掛けていた。しかし、採算的に恵まれない状況が続き、現本社不動産の取得などで借入金も膨らんでいた。
このような環境下で2021年2月に無国籍料理などを提供する「Cafe Bimmey」をオープン、イートインおよびテイクアウトにも対応し、事業の多角化を図ったものの、集客の低迷などにより経営再建には至らず、2023年1月頃に事業を停止していた。
また、借入金の返済が滞り、保証協会による代位弁済の実行も認められ、この度、破産による整理に至った。