【キシャメシ】中央区南出来島「明洞(みょんどん)」の激ウマ石焼ビビンバに拍手喝采

新潟市中央区南出来島の「明洞(みょんどん)」。女性一人客も多い、入りやすい雰囲気が良い

気が付けば師走は目の前。北海道では市街地で既に積雪があるらしい。
寒い季節、体の芯から温まりたい。ということで、今日はキシャメシだった。

キシャメシもスタートして8カ月ちょっと。そろそろ全ジャンル制覇したかな、とつらつら考えてみる。オール男子の編集部員が、取材の合間に食べる昼飯をそのままリポートするわけだから、なんだかんだ偏りがあるのも確か。街中華的な食堂の頻度が多いし、やたらラーメンしか食べない記者もいる。ん?意外とあそこをフォローしていないんじゃないか、という分野もある。それが韓国料理。よし行こう!今日の昼は石焼ビビンバに決め。

ランチメニューが豊富。店内のメニューには石焼ビビンバだけでも5種くらいある

新潟市に数ある韓国料理店の中で記者が選んだのは中央区南出来島の「明洞(みょんどん)」だ。グランドメニューもランチメニューも品数が豊富で本場さながらのラインアップだが、日本人の味覚に寄り添った味わいが評判。昼も夜も一人で気軽に入れるオープンな雰囲気も良し。

「海鮮石焼ビビンバ」(税込1,100円)をオーダー。実は「昼は石焼ビビンバ」と決め打ちで来ながら、もうひとつ強烈に気になるメニュー「ハンゲタン(1/2サムゲタンの定食)」と迷った。次は待ってろ、ハンゲタン。

おかず3種。これはこれで嬉しい。

「ハンゲタン」がとてつもなく気になる。実はこれオーダーしてる人、多かった

まずは付属のおかずの皿とスープが着。ランチにはこれが付いているから嬉しい。
ややあって海鮮石焼ビビンバ着丼。湯気が立ち上ってほかほか。シズル感満点。

湯気が立つシズル感がたまらない

ここで記者流、石焼ビビンバの食べ方をレクチャーしたい(正解とは言っていない)。コンセプトは「丼の中で今一度調理すべし」。着丼したら、そのまま3分ほどステイ。熱い石丼の中でビビンバがもう一度焼かれるのを待つ。3分待ったらコチュジャンを適量。コチュジャンはたくさんかけても辛くならず、しょっぱくなるだけ。何事も適量が一番。
そうしておいてから、丼の中をぐっちゃぐちゃに混ぜる。崩れた卵をご飯全体にコーティングするように。入念に混ぜることで「旨みの坩堝(るつぼ)」をこしらえるのだ。

コチュジャンはひと回しが適量。それ以上はしょっぱくなるだけ

さて一口。むほ!アツアツ!そしてなんと美味い。
エビ、ホタテ、イカという海鮮の旨味にコチュジャンの旨辛とまじわり、石で焼かれた香ばしさが加わる。これが旨みの坩堝(るつぼ)。口の中が旨味祭り。
丼の底にこびりついたコゲは宝物。全てこそげて食べるべし。パエリアもそうだが、結局はここに旨みが溜まるのだ(思い込み)。とにかくこのクリスピーが、石焼ビビンバのクライマックス。

石焼ビビンバはあらゆる味が混ざり合う「旨みの坩堝(るつぼ)」を楽しむのだ

あっという間に完食。
ふと店内を見渡すと、記者のほかは全員女性客。さすが韓流は女性人気が高い。そう考えると、女性を誘うときに韓国料理ってのは、完全にアリだな、と再認識する。カムサハムニダ。

(編集部I)

 

【明洞(みょんどん)】

新潟市中央区南出来島2丁目9-13

営業時間 11時30分~14時 17時30分~22時30分

定休日 火曜日

<グーグルマップより>

 

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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